アテンザ購入12年目にして、やっとウィンカーをLED化した。
単純にLEDに変更するだけでは球切れ検出時のハイフラになってしまう。
この対策としていくつか方法がある。
- ハイフラ防止抵抗を入れる
- ハイフラ防止抵抗入りLEDにする
- 球切れ検出回路の抵抗を変更する
この中で、コストは安いが、ハードルの高い回路抵抗変更を選択。
コスト重視でこの方法でLED化した。
初代アテンザMC後ではBCM(ボディコントロールモジュール)に変更対象の抵抗があるため、この抵抗を加工する。
事前に加工に必要な電子部品をそろえておく
- 酸化金属被膜抵抗器(小型品) 2W 100mΩ (または110mΩ)2本
(LED化後全ウィンカーバルブ容量合計30W程度の場合) - 耐熱ビニル絶縁電線
- QIコネクタ 2×2
- QIコネクタメス 4個
抵抗値を変更する可能性を考え、QIコネクタを使用したが、圧着ペンチが必要になるため、抵抗値が確定していれば、スイッチが手軽。
(スイッチの2接点に電線と抵抗2つを半田付けする。)
BCMの取り出し
バッテリーのマイナスを外し、「BCMの取り出し」を参考にBCMを取り出す。
カバー外し
各側面が2~3個のツメで固定されている。
これを少しずつ外して、カバー全体を外す。
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外した基板に下図のような配線加工をしていく。
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スイッチで切り替える場合、下図
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シャント抵抗外し
球切れ検出のシャント抵抗(下図の針金)に抵抗を割り込ませるため、片足を抜く。
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半田を溶かして外すため、ドライバーをてこにし、裏返し、
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半田ごてで裏側の片足の半田を溶かし、外す。
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抵抗を割り込ませるコネクタを付ける
外した穴と抵抗のそれぞれにワイヤーを半田付けする。
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半田付けしたワイヤーをカバーの外に引き出すため、2つ穴を開ける。
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開けた穴にワイヤーを通し、2本とも2分岐させる
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熱収縮チューブで絶縁し、4本にコネクタを圧着し、4ピン(2×2)コネクタ用ハウジングに差し込む。
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結束テープで絶縁しておく
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事前動作確認
BCMを車内に戻し、抵抗を取り付ける前に今回の加工で問題が無かったか、確認する。
バッテリーのマイナスを接続し、ウィンカーが正しく動作するか確認する。
LED化
100mΩと110mΩの抵抗を並列に取り付け。
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再び結束テープで絶縁し、全ウィンカーをLEDに変更後、ウィンカーの動作確認をする。