連動遅延コンセントは制御モジュールとこれに接続する部品(スイッチ、LED、電源モジュール等)、ケースで構成される。
ここでは制御モジュールについて記載する。その他については道具のページに記載している。
制御モジュールの作成
1.プリント基板
Seeed Fusionを利用することを前提としている。また、ユーザ登録は事前に実施しておく。登録情報は英語で入力なので少々戸惑う。
- 下記ファイルをダウンロードする。
fusionPCB_2019-02-18 - Seeed Fusionに接続する。
- 「$7.9基盤試作サービス」メニューを選択する。
※このサービスは期間限定のため、無い場合、[今すぐ発注]を押す。 - [ガーバーファイルを追加]を押す。
- ダウンロードしたファイルを選択し、[開く]を押す。
※「ガーバービューア」を押すとイメージが確認できる。 - 「レジスト色」を好きな色を選択。
- [カートに追加]を押す。
- 配達手段や支払い方法を選択し、発注する。
発注から2週間で届いたプリント基板。FusionPCBからのメール確認に1層でいいと返事したのがまずかった。2層の黒でなかなか良かったのに。せめて2層にすればよかった。
2.ハンダ付け
プリント基板に部品を下記順番で半田付けする。かなり詰め込んだため、部品同士が干渉しやすいことから、半田付けする順番を考慮する必要がある。
- 半固定抵抗
- コネクタ
- コンデンサ
- 抵抗
- ダイオード
- トランジスタ
- IC
基板裏側。半田付けしていない左の2つの穴はピン配置の異なる半固定抵抗用のため、今回使用しない。
右上の2つの穴は連動開始を早めたい場合のダイオード用。特に遅いと感じなかったため、未使用。
回路について
この回路はもともと Chappyさん設計のもので 連動遅延コンセントを作成した諸先輩方のアイデアを参考に私がカスタマイズしたものです。
- 遅延時間をボリュームで調整できるようにした。(R7とR8の抵抗値変更、R7とGNDの間にボリューム追加)
- CheckLEDは外から見えるように、基板からコネクター接続に変更
- コネクターピンの配置変更。
- 連動開始時間短縮のためのダイオードD4を追加できるように変更。(晴眠雨読さんの自動連動コンセント 記載のアイデアを取り込み)