有線キーボード ロジテック K835 TKL
[6]キーと[↑]キーが時々しか効かなくなったことを契機に
修理。。。だけではつまらないので、ホットスワップ対応もやってみた
ホットスワップ対応のキーボードを購入した方が安くなる可能性もあったのだが、グラファイトの質感か気に入っており、同じようキーボードが見当たらないこともあり
分解
キートップを指か引抜工具のワイヤー側を使って外す
特定のキーのみ修理の場合、対象キーとネジの上または両脇のキートップを外す
ホットスワップ対応させる場合は全てのキートップを外す
で、次が大変
左サイド上部、右サイド下部の小さめのツメと上右側の大きめのツメでハマってるので、これを隙間からうまく外す必要がある
実際には左右のツメはこじってるうちにいつの間にか取れ、上部の大きいツメは隙間からマイナスドライバー突っ込んで外した（左サイドのツメは折れそうになってしまったが。。。）
コネクタは左右の出っ張りを交互に引っ張れば抜ける
キースイッチ外し
半田ごて(HOZAN H-130)とハンダ吸取器（ENGINEERのSS-03使用）でキースイッチの２本の端子のハンダを吸引し、引抜工具の挟み側で上下を挟んでキースイッチを外す
特定キーの修理であれば、ここで新しいキースイッチに交換する等作業し、終了
ホットスワップ対応の場合、キースイッチ87個を全て外し、基盤を取り外す
ホットスワップ対応化
キースイッチを取り外した端子が刺さっていた２か所の基盤の穴に特殊なピンを刺し、ホットスワップ対応化する
ピンは Mill-Max の 0305-2-15-80-47-80-10-0 を選択
理由は安い174個（87キー×2）で3000円台
他には
・0305-2-15-80-47-27-10-0（価格6000円台、内側が金メッキ）
・3305-2-15-80-47-27-10-0（価格8000円台、ヘッド部分が薄く、内側が金メッキ）
等があるが、高い
そのまま刺すと、ヘッド部分が出っ張るので、ヘッド部分が基盤に埋まるようドリルで薄く穴を空けてから刺す
下記条件になるので、ドリル刃先端が0.04mm出るくらい（基盤裏側を触って先端が触れる程度）まで穴を広げる
・基盤の厚み：1.6mm
・穴の直径：1.5mm
・ドリル刃：2mm
・ヘッド部分の厚み：0.64mm
ドリル刃は手持ちのがあったので、ドリルは ANEX 98-R を使用
空けた穴にピンを埋め込み、はんだ付け
ハンダは結構使う
藤原産業 SD-53 というハンダを使ったが、半分は使った
この作業、半日かかる
この状態で、キースイッチを刺し、うまく刺さるか確認
その後、コネクタを接続し、PCをつなげ、動作確認
最後に組み戻し、ネジを締め、キースイッチを差し込めば完成＼(^o^)／
